Cursor実践プロジェクト-10-リモート会議、トレーニング、動画用の画面自動キャプチャ・手動キャプチャ

プロジェクト説明

cursorプロジェクト実践-10-リモート会議、トレーニング、動画用の画面自動キャプチャ・手動キャプチャ

所要時間: 約2時間

Cursor使用回数: 10回程度

リモート会議やオンライントレーニング、動画チュートリアル学習では、多くの場合資料が提供されず、内容の振り返りが困難です。本プロジェクトでは、画面の指定位置の変化部分を自動的にキャプチャし、手動でのキャプチャも可能にします。

同様のツールが必要な場合、cursorを使って実装できます。

成果展示

Pythonで実装した自動スクリーンショットツール。以下の機能をサポート:

  1. 指定位置または全画面キャプチャ。指定位置はドラッグで選択可能
  2. 自動キャプチャ機能(間隔設定可能)
  3. 同一画像の重複保存防止
  4. ホットキーによる手動キャプチャ
  5. WebP形式で保存(自動圧縮)
  6. Python製GUIインターフェースで以下を設定可能:
    • 指定位置/全画面選択
    • キャプチャ間隔
    • 画像重複防止(類似度設定)
    • 画像圧縮率
    • 保存先
結果GIF

事前準備

  • Cursor

  • Gemini CLI

    • バージョン: 0.1.13
  • 全体フロー

    • cursorルール設定→プロジェクトルール設定(10xUse)→LLMと要件確認→コーディング→デバッグ

問題記録

  1. 問題1: 現在のcursorバージョンではcmd+kも使用回数にカウントされるため、小規模な操作はGemini CLIに委任可能
    • 例: 翻訳、コードスニペット生成
    • 例: gitコマンドチートシート生成
    • 例: プロジェクトドキュメントとチュートリアル索引生成

使用上のポイント

  1. 10xUseを活用することでCursor使用回数を削減可能
  2. Gemini CLIを補助的に使用し、複数モデルを協調させることで効率的なプロジェクト進行が可能(ただしGemini CLIの権限管理に注意)

プロジェクト詳細手順

  1. 要件整理: Cursorに核心要件ファイルpj-requirement.mdを提供し、要約を要求してタスク理解を確認

    • Gemini CLIで英語翻訳可能
    step-1
  2. 要件分析とコーディング: Cursorに要件分析を要求

    step-1
  3. コーディング開始: cursorがプロジェクトドキュメント生成、手順作成、Python仮想環境構築、依存関係インストールを実行

    • プロジェクトドキュメント生成
    • 実行手順作成
    • Python仮想環境構築
    • 依存関係インストール
    • コード生成
    step-2 step-2
  4. 手順に基づくコード生成

    • cursorによるコード生成
    • 2回の要求で基本コード完成
    step-2
  5. 検証

    • 基本機能テスト(自動/手動キャプチャ、圧縮保存など)を実施
    • 未完成機能:
      • 領域選択異常(ドラッグ選択不可)
      • 手動キャプチャホットキー不具合(macOS)
      • 自動キャプチャ時の類似度判定未実装
  6. 問題提起と修正の反復

  7. 初期バージョン確定とGITコミット

    step-2
  8. ショートカット設定

    • クイック起動用ショートカットを設定