Cursor PRD クラッシュコース

1. .cursorrules の設定とAIのルール

  • Cursor は最初に .cursorrules とそのシステムプロンプトを参照します。

  • これらは、Cursor がコンテキストを得るために最初に参照するドキュメントです。

  • そのため、PRDフォルダを作成する前に、これらを準備しておく必要があります。

  • cursorrules ファイルは、cursor(.)directory から取得することができます。

2. Claude/o1 とのブレインストーミング

  • プロジェクトのアイデアについて、常にお気に入りのLLMと議論することを確認してください。

  • データベース設計からICPまで、確信が持てないことは何でも claude/01 と議論してください。

3. Cursor PRD の主要コンポーネント

アイデアについて十分な明確性を得た後、以下のファイルを生成してPRDを作成します:

/project-docs
    ├── features.md           # 個々の機能
    ├── implementation.md     # 開発方法とガイド
    ├── project-overview.md   # プロジェクト概要
    ├── project-structure.md  # プロジェクトのファイル構造
    ├── requirements.md       # システム要件
    ├── tech-stack.md         # 技術スタック
    ├── user-flow.md          # ユーザーフロー
    └── project-timeline.md   # プロジェクトタイムライン

features.md ファイル

  • このファイルは、個々の機能についてより深く掘り下げ、各機能がどのように動作するべきかを正確に説明します。エッジケースや特定のビジネスルール、検証要件も含まれます。

implementation.md

  • 実装ファイルは、プロジェクトをどのように構築するかについて記載します。開発アプローチ、コーディング標準、タイムラインの見積もり、チームが従うべき特定の技術ガイドラインなどが含まれます。

  • フレームワークの詳細、開発の好み(例: コンポーネントにはアトミックデザイン原則に従う)、データベース設計ファイルなどもここに含めることができます。

project-overview.md

  • project-overview ファイルには、コアとなるビジョンステートメント、主要な目標、プロジェクトが解決しようとしている問題の高レベルの説明が含まれるべきです。

  • これを、他のすべての決定を導く「北極星」と考えてください。

  • おそらく、PRDの中で最も重要なファイルです。

  • Cursorはこのファイルから多くのコンテキストを導き出し、プロジェクトの範囲を理解します。

project-structure .md

  • 自明の内容です。

  • 使用している技術スタックに応じて、このファイルはプロジェクト内のファイルがどのように接続され、構造化されているかの概要を示します(例: モノレポ vs ポリレポ)。

requirements .md

  • このファイルは、システムが何をする必要があるか、そしてどのようにパフォーマンスする必要があるか(「ページの読み込みが3秒未満」などの技術的要件)を分解します。

  • 機能のためのヘルパーファイルと考えることができます。

tech-stack .md

  • 技術スタックファイルは、技術の選択を正当化し、プロジェクトの異なる部分に対して特定のツール、フレームワーク、または言語を選択した理由と、それらがどのように連携するかを説明します。

  • フロントエンド、バックエンド、バージョン管理、デプロイ、インフラ、データベース、ORMs、UI & スタイリング、API統合、モニタリング & エラートラッキング、認証

  • これらはすべて、tech-stackファイルに含めることができる例です。

user-flow .md

  • 非常に重要なファイルです。これをスキップしないでください。

  • このドキュメントは、ユーザーとデータのシステム内での完全なジャーニーを開始から終了までマッピングします。

  • アプリケーション内のすべてのステップとインタラクションを示す詳細なロードマップと考えてください。

  • このファイルがないと、Cursorは十分なコンテキストを持たず、独自の方法で作業を開始します。

3. ボーナス

  • プロジェクトの進捗状況を追跡するための別のファイルを作成します。

  • Cursorエージェントを使用して変更を加えるたびに、その作業をproject-timeline .mdファイル(または任意の名前で)に記録するように依頼します。

4. ヒント

  • バージョン管理: すべてのドキュメントをバージョン管理システム(例: Git)でバージョン管理し、変更と履歴を追跡します。

  • 定期的な更新: プロジェクトが進むにつれて、最新の要件と決定を反映するために定期的にドキュメントを更新します。