Cursor 049 アップデート総まとめ:自動化ルール生成・エージェントターミナル強化・MCP画像対応・グローバル無視ファイル

更新日: 2025-04-19

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ルール生成の改善、エージェントターミナルの改良、およびMCP画像機能

自動化された改良ルール機能

/Generate Cursor Rulesコマンドを使用して、会話から直接ルールを生成できるようになりました。これは、後で再利用するために会話の既存のコンテキストをキャプチャしたい場合に便利です。

パスパターンが定義されたAuto Attachedルールの場合、エージェントはファイルの読み書き時に自動的に適切なルールを適用するようになりました。

また、Always attachedルールが長い会話でも持続しなかった長年の問題を修正しました。エージェントがルールを確実に編集できるようにもなりました。

よりアクセスしやすい履歴機能

チャット履歴がコマンドパレットに移動しました。チャット内の「Show history button」から、またはShow Chat Historyコマンドを通じてアクセスできます。 Chat history

コードレビューを容易にする機能

エージェントが生成したコードのレビューが、各会話の最後に組み込みのdiffビューで簡単に行えるようになりました。エージェントからのメッセージ後、チャットの下部に「Review changes」ボタンが表示されます。

MCPでの画像サポート

MCPサーバーで画像をコンテキストの一部として渡せるようになりました。スクリーンショット、UIモック、またはダイアグラムが質問やプロンプトに重要なコンテキストを追加する場合に役立ちます。

改良されたエージェントターミナル制御

エージェントによって開始されたターミナルに対する制御機能を強化しました。コマンドは実行前に編集したり、完全にスキップしたりできるようになりました。また、「Pop-out」を「Move to background」に名称変更し、その機能をより正確に表現しました。

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グローバル無視ファイル

ユーザーレベルの設定で、すべてのプロジェクトに適用されるグローバルな無視パターンを定義できるようになりました。これにより、ビルド出力やシークレットなどのノイズの多いファイルや機密ファイルをプロンプトから除外でき、プロジェクトごとの設定が不要になります。 グローバル無視ファイル

新しいモデル

最近、多くの新しいモデルが追加されました。モデル設定からGemini 2.5 Pro、Gemini 2.5 Flash、Grok 3、Grok 3 Mini、GPT-4.1、o3およびo4-miniをお試しください。

コンテキスト内のプロジェクト構造(ベータ)

プロジェクト構造をコンテキストに含めるオプションを導入しました。これにより、ディレクトリ構造がプロンプトに追加されます。エージェントはプロジェクトの構成をより明確に把握できるようになり、大規模またはネストされたモノレポの提案やナビゲーションが改善されます。


キーバインド(2)

  • 一部のCMD+Kショートカットを再マップ可能に
  • Emacsキーバインド拡張が確実に動作するようになりました

改善点(5)

  • Auto-select用にモデルピッカーUIを簡素化
  • コマンドパレットの新しいインターフェース
  • Tabジャンプ候補のUIを刷新。ビューポート外の候補もクリック可能に
  • チャット内モードのツールチップ
  • MCPの安定性向上
  • AWS Bedrockにアクセスキーとシークレットキーで接続可能に
  • Git > @PRが@Branchに名称変更されました

修正点(4)

  • Always-attachedルールが要約後も正しく保持されるよう修正
  • .mdcファイル内のルールをエージェントが問題なく作成/編集可能に
  • 入力ボックス先頭の@メンションノードの選択問題を修正
  • コアエディタのパフォーマンス改善

ビジネス/チーム向け(4)

グローバル無視ファイルのトラバーサル

  • Cursorがディレクトリツリーを遡って無視ファイルを検索できるようになりました。この動作はデフォルトで無効で、管理者設定から有効化できます。 Bedrock用IAMロール

  • 企業はIAMロールを使用してAWS Bedrockに接続できるようになりました ユーザーレベルでの利用状況の可視化

  • 管理者はダッシュボードから直接、ユーザーごとの支出と高速リクエストの使用状況を確認できるようになりました。

チーム向け自動実行コントロール

  • 管理者はダッシュボードからグローバルなMCP設定を構成できるようになりました。

パッチ (2)

0.49.1

  • Remote SSH向けCursor Rulesエディタの修正
  • Chat内zshターミナルのUIデリミタ修正
  • サイズ制限以下の場合にRulesが「最大長」警告を表示しなくなった
  • 空のチャットで発生していた「メッセージが大きすぎます」警告の散発的発生を修正

0.49.2

  • ルール生成適用の改善
  • ユーザープロンプトのキャッシュ処理改善
  • クライアントメトリクス処理の改善